エコキュートの仕組み

貯湯ユニットは作ったお湯を貯めておくタンクです。

エアコンの室外機に似た外観のヒートポンプユニットは、エコキュート独自のもので、屋外の空気から熱を集めて、その熱をお湯のわき上げに活用します。

わき上げには、電気エネルギーも当然必要になりますが、「ヒートポンプ式」の為、少ない電気で高効率な運転が可能です。

エアコンと室外機の写真

省エネのカギは、“給湯”の高効率化

家庭でのエネルギー消費量の約3割にもなる給湯。

その給湯を高効率化することが、省エネのカギになります。

エコキュートは空気の熱を利用し、わずかな電気を使い高効率にお湯をわかすことができます。

エコキュートは、電気エネルギーを使って空気の熱をくみ上げ、給湯エネルギーを得ることができます。

つまり電気エネルギーだけでお湯をわかすのに比べ、消費電力量は約1/3に低減し、とても経済的です。

ヒートポンプの仕組みの図解。1.空気中の熱を集めてその熱を冷媒が運ぶ。2.冷媒を圧縮してさらに高温化する。3.高温になった冷媒の熱を水に伝えてお湯を作る。4.冷媒を膨張させて温度を下げ熱を吸収しやすい状態にする。

使用人数のめやす

ご家族の人数と使用湯量をめやすに、ゆとりのある容量をお選びください。

家族の人数が4~7人の場合は貯湯ユニットタンク容量460L、3~5人の場合は貯湯ユニットタンク容量370Lが最適です。

ランニングコストがこんなにおトク

[試算条件]1日あたりの給湯・保温負荷はJIS C 9220の4人負荷を中部エリアの給水・外気温度に基づいて換算しています。

エコキュートはSRT-P375UBで試算。

電気料金は2021年4月時点の中部電力「スマートライフプラン」の数値を使用(契約電力は10kVA以下を想定)。

都市ガス料金は東邦ガス(2021年4月調査)の一般ガス料金の数値を使用。

単位発熱量45MJ/m2で算出。

灯油料金は一般財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター(2021年4月調査)を使用。単位発熱量36.7MJ/Lで算出(使用量18Lの料金を使用)。

ランニングコストの目安は、季節や地域、運転モードの設定、ご利用状況、電力契約等により異なります。

エコキュートを1とすると、石油給湯器は2倍、ガス給湯器は4倍の電気代がかかります。 ぶたの貯金箱の写真。浮いたお金を貯金に回せます。

災害時の備えにも

大きな地震に火山の噴火、台風や大雨など、ここ数年の日本は異常気象が続いており、災害も他人事 ではなくなってきました。実は、エコキュートの中のお湯や水が非常時の備えにもなるのです。

エコキュートは貯湯タンクユニットにお湯を貯める構造となっており、断水時でも貯湯タンクユニット内からお湯を出して生活用水として使用できます。

災害で断水が起きると、生活用水の確保に時間と人手を使います。エコキュートがあれば、家族で暮らしていても数日分の生活用水を確保できるため、災害時に役立ちます。

貯湯タンクユニットを使用し、災害にエコキュートで備える